2009年9月24日木曜日

タイ産美少女ゲーム「Re Angel」体験版をプレイ

タイ産美少女ゲーム"Re Angel"の体験版が公式サイトで無料配布されています。
今回はそれをプレイしての気付いたことや感想をまとめます。

【テキストについて】
翻訳された日本語が自然です。話が進むにつれて翻訳者が息切れを起こしたのか、やや違和感のある表現がありますが、特にこだわりのある人以外は気にならないでしょう。よくできています。
キャラクターの行動同期が少し強引な気がします。また強引にとった行動があえてそこにテキストとして残す必要のないものであったりすることが多いです。ユーザーに対して主人公の周辺環境や世界観の説明としての過程と見れば納得できないこともありません。
話の主軸が天使v.s.悪魔なので、それにラブストーリーを絡めるのでしょうか。

【キャラクターについて】
キャラクターの名前がタイ人の名前で新鮮です。主人公の名前が"プラート"、妹の名前が"ファー"、主人公の幼馴染が"カンラヤー"となっています。
キャラクター付けも妹、ツンデレ、ロリ、近所のお姉さんと押さえるところは押さえています。
キャラクターのビジュアルザインについては悪いと画風であるとして、悪いところはないです。服飾に関しては欲張ったデザインがなく、くどさがなくて好感が持てます。ファンタジーキャラも必要以上のデコレーションがないです。悪点としては頭髪に結わえられた大きなリボンはあまり現実味がないところです。見る人が見れば没個性という評価を受けるかもしれません。
男性キャラがもしかしたら主人公以外確認できません。学園が舞台の一つですが、シチュエーションよりもストーリーを重視するならば今回は必要ないかもしれません。

【ビジュアルについて】
立ち絵がぐりぐり動きます。台詞にあわせての口パクはもちろん上半身がかがんだり、肩を突き出したりと大胆なアクションがあったりと、大げさとも言える動き目に飽きを与えることはありませんでした。おっぴいもたゆんたゆんします。すごいおっぱいです。
インテリアに日本のサブカルチャーの影響がところどころ見られます。主人公の部屋にはPS3らしきものが置いてあったり、玄関には仮面ライダー風の甲冑(仮に"仮面ライダーMUSHA"とでも呼びます。)があったりしてニヤリとさせられます。
タイの作品というところで日本人から見ると異国情緒があります。例えば学校の描写では日本とは違い、机がイスとくっついた、アメリカのドラマに映る教室のような机です。文化の違いが見られて楽しいです。
絵について、首が細く目は大きいという萌え絵の特徴をよく捉えていますが、画風が近年の萌え絵に比べてやや古く感じました。配色は明る過ぎるかもしれません。塗り方も影と光の色の変化が荒いです。

【システムについて】
テキストスピードを調節することはできません。製品版での改善があるといいです。
ボイスがありません。せっかくに口パクがもったいないです。タイ語でもかまいませんし、もし同人ならばアフレコを日本の同人声優に依頼してもいいと思います。二ヶ国語対応なんておもしろいかもしれませんね。
キャラクターと並列し歩くシーンがある。背景が左から右に流れ、キャラクターは左右に揺れることでキャラクターと横並びに歩くこと表現している。私はやったことはないが"トゥルーラブストーリー"にも似たような表現があった気がします(参考動画【TLSS】TrueLoveStory Summer Days, and yet... エロ会話集」(ニコニコ動画))。

【全体の感想】
製作者の「やりたいことをやってます」という意図を感じました。まだ全体に甘さを感じましたが、国の違いでしょうか。既存の元は違う未知の可能性を感じました。今までの日本のシナリオとはまた違う、タイ産のシナリオに期待したいです。日本での発売は未定ということですが、お待ちしております。


【関連リンク】
:: Re Angel :: ~ 2008 copyright by StudioGU

日々是遊戯:再三話題のタイ産美少女ゲーム「Re Angel」、とうとう日本語体験版が公開に - ITmedia Gamez

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