2009年9月25日金曜日

「図解 ブログマーケティング」感想

私の大学での研究テーマが個人ブログです。まだ卒論のスタートとしては若干早いですがまあ慣らしていこうということでぼちぼちこの手の本を読んでいます。

今回は四家正紀+株式会社カレン著の"図解 ブログマーケティング"を読んでの感想をまとめます。


本の内容について軽く触れます。

この"図解 ブログマーケティング"では企業が公開するブログについてどのように運営するのかが書いてあります。

前半では企業ブログの立場について書かれています。企業ブログは宣伝、PR、コミュニケーションのツールとして利用されるわけですが、読者がそのブログをどのようにみているのか、ブログはどのように働くのか、そして企業はどのようなスタンスで運営するべきなのかが書かれています。

後半では具体的にどう運営すればいいのかが書かれています。効果的な記事を投稿するにはどうしたらいいかであったり、運営し続ける方向の策定やテクニックが書かれています。


立場上、個人ブログの目線で私はこれを読むことになりましたが、企業ブログについてまとめてあるこの本もまた勉強になりました。後半の内容が面白かったです。


特に目を引いたのがシナリオを設定することです。更新のタイミングや内容によってあらかじめブログの今後の方向性を設定してしまうというものです。

ブログは定期的な更新することでブログの持つ魅力をあげられます。それのヒントにシナリオを設定することについての記述にあると感じました。個人ブログにおいては記事のネタがSEOについても重要でしょう。このブログネタをリアルタイムでその場その場で取材し記事を書くのが一般的ではないでしょうか。しかしあらかじめわかっている範囲でブログネタを扱う予定を立ててみるとどうでしょうか。おそらく鮮度を失わずに完成度の高い、定期的な更新が可能となるのではないでしょうか。私自身これは試してみたいです。


中にはブログネタを選択する意思決定のヒントもちょこちょこ書いてありました。こういったことも参考になりました。

それと実例があったのがいいです。
個人ではなかなか実例の収集は難しいですので、この手の本に頼ると収集速度があがりますね。ただし本文で紹介されているブログの中にはすでにキャンペーンのが終わったものや更新が滞っているもの、もしかしたらすでに終了しているのかも知れませんが、もあるのでそこが残念でした。

前半に関しては思うことは少なかったです。知識の確認作業でした。


"図解"と銘につくように図が多く見やすいです。文も難解な用語も少なくスラスラ読めました。

2005年発刊ということでややソースが古いですが、現在においても通用する部分もあります。

3時間くらいで読めてしまいそうな内容ですので、Amazonかなんかで中古本を買ってしまってもいいんじゃないでしょうか。たぶん安いですよ。中古なら。

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