2009年11月19日木曜日

「グーグルに依存し、アマゾンを真似るバカ企業」感想x#twiyomi

名前のインパクトがやたらに強いですよね。ついつい手に取ってしまいました。
夏野剛著の「グーグルに依存し、アマゾンを真似るバカ企業」を読んでの感想をまとめます。

今回の感想はあまり書籍については触れることはないと思います。
実は「Twiyomi」をしています。読書しながらtwitterで思いついたことを「#twiyomi」のハッシュタグをつけてつぶやくというものです。詳しくはこちらを参照してください。

「読書しながらTwitterでつぶやくTwiyomiがあったらどうだろうか:『ビジネス2.0』の視点:ITmedia オルタナティブ・ブログ」
http://blogs.itmedia.co.jp/business20/2009/09/twittertwiyomi-.html

このtwiyomiにより、読んでから感想をまとめるのではなく、読みながら感想を綴っていくことになりました。そうすると書についてつぶやくこともありましたが面白いことに読書は進まず、読む時間より考える時間が増え、脱線した感想が残りました。以下にまとめます。

この本では「SNSは出会い系」というようなフレーズがあり、そこにハッとしました。
twitterやmixiを覗いているとオフ会という単語がよく見られます。
報道メディアでオフ会という単語を使う場合いつも犯罪絡みです。しかし一般的なオフ会についての発言に、そういった悪い印象のものは見受けられません。
ウェブでは独特な社会が作られています。代表的なものが匿名性であったり、流動的な他人との積極的なコンタクトが可能であったりです。
技術は進歩しても、日本はインフラが整備され、国土もそれほど大きいわけでもないのでこれからもオフ会がどこかで行われることでしょう。おそらくそういう機会はますます増えるのではないでしょうか。
しかしウェブ上では匿名性があるからこれからも事件を誘発するのではないかと考えている人も多いことでしょう。私もオフ会に参加したい気持ちはあるのですが、壺を売られたりしないか、怪しげな団体の勧誘を受けるのではないかとついつい考えてしまいます。
そうすると欲しいのが信頼です。手っ取り早いのは実名の公開ではないでしょうか。
すでに実名を公開されてウェブ上で活躍されている方も多いでしょう。たとえばウェブ上で仕事をするライターには多いですよね。
しかしそういった実名を公開されている方はある程度の著名人であったりします。名前を売ることも仕事の一つですからね。
個人ではそれが正しく作用するかと考えると、ストーカーや悪ふざけ被害のリスクがあり、推奨されることではないでしょう。
実名公開は魅力的ではありますが考える点は多いでしょう。

企業サイトには顧客を思わないウェブサイトが日本では多いということは指摘されて気づきました。
それには自分の運営するブログやホームページも入っています。これは今すぐ直すべきだと思いました。しかしこうしたいというビジョンがあるのに技術の不足が歯止めをかけています。
各企業にもこういった何かしらの理由でユーザビリティをないがしろにしてしまったウェブサイトをつくってしまうことがあるのでしょう。そのためにwebデザイナー、webクリエーターという職業があるのですが。
できることをやると考え、できないことを課題ととらえることが、当たり前ですが重要ですね。
ここはスキルアップのチャンスとして考えます。そして面倒臭いです。

ネガティブな感想として、著者が自分の功績をアピールする部分がちょっと嫌いです。
そういうアピールがこれからの社会に重要になるのでしょうが、それはレビュワーに任せてください。そうは言っても書籍なのでオフラインのレビューの反映は苦しいでしょうが。

振り返ると「当たり前を振り返ろう。当然を明確にしよう」という教訓を得たと思います。
当たり前を疑えという言葉もありますけどね。
とどのつまりは「儲けるために働く」だけではなく「人のために働く。そうしたら儲かる」なんでしょうね。


終わりに軽く内容にふれます。
この本では企業がwebサービス事業参入についての夏野剛さんの意見を四章に分けて書かれています。
第一章ではウェブビジネスに参入するにはどういったスタンスで臨めばよいのかが書かれています。
第二章ではウェブビジネスとはどういった特徴があるのかが書かれています。クリティカルマスの獲得の重要性と、後続企業の脅威についても説明されています。
第三章ではウェブビジネスの現在を、過去から見た未来として考え、今後どのように発展していくのだろうかが書かれています。
第四章では今こそ行動に出るべきだというようなまとめです。

少し違うような気がしますが、詳しくは書店で手に取ってみてください。

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